日高別院 花まつり・降誕会   (文 日高別院副輪番 菅原吉人)

■新緑の5月
日高別院では、毎年5月第2日曜日に花まつり・降誕会を勤めています。
御坊組の僧侶方、門徒、御坊幼稚園園児、1年生になった卒園児、保護者の皆さんとともにお釈迦さまと親鸞さまの御誕生をお祝いしました。
写真は、前日におこなわれた準備の様子です。年1回のことなので思い出しながらの作業です。この房はどうなってお飾りしたんだっけ、なんて言いながら楽しんでの準備でした。
みなさん、本当にご苦労様です。

■みんなでお勤め
法要では、子ども達が「帰命無量寿如来から在世自在王仏所」までの「正信偈」をメロディ付きでお勤めします。続いて、「こどものはなまつり」「しんらんさまのたんじょうび」を歌います。お釈迦さまも親鸞さまもビックリするような、元気いっぱいの声がお堂に響きました。
純粋無垢な子ども達が手をあわせ、「ナモアミダブツ」とお念仏する姿に、参詣の大人たちもほっこりとあたたかい気持ちになれたひと時でした。

■みんなでパレード
お勤めの後、商店街をパレードします。毎年、1年生になった卒園児がマーチングドリルで盛り上げてくれます。本堂前で演奏を披露した後、パレードの先頭で演奏をしながら歩きます。そのうしろを園児達が、お釈迦さま像を背にのせた大きな白象を一生懸命ひきます。商店街の人達も見守って下さり、賑やかに終えることができました。
また、境内では別院婦人会の皆さんによる甘茶の接待もあり、年配の人は懐かしい味を、初めて飲む子ども達は不思議な味を楽しんでいました。

日高別院副輪番
御坊幼稚園園長
 菅原吉人
(日高組専福寺住職)

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