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『世界仏教婦人会大会 in カルガリー』

 5月30日と31日、カナダ・カルガリー市で4年に1度の開催である「世界仏教婦人会大会」に御坊組から3人(榎明子さん、立花由紀子さん、阪本初美さん)も参加して下さいました。その素晴らしい大会の様子を聞き書きでお届けします。

■世界仏教婦人会大会に参加
 5月29日、和歌山教区の17名は午前8時関空を出発。羽田、成田、シカゴと飛行機を乗り継ぎカルガリーに到着したのが同日夜10時。日付変更線をまたいだので飛行機での拘束時間は2日ほどあった筈が同日の到着となったのでした。ホテルでの手続き等で、就寝時間は開会式同日の午前2時。眠ったかどうかも定かならず開会式の30日を迎えました。
 開会式はカルガリーのテラス・コンベンションセンターでカナダ、北米、ハワイ、南米等の1,700人(日本からは1,001人参加)が集い「世界仏教婦人会大会」が開催されました。ご門主様がご臨席して下さり、厳かで盛大な開会式となりました。雅楽の生演奏の中、各国代表者による献華・献灯が行われ、ご門主様のお言葉、カナダ開教総長 青木龍也様のご挨拶がありました。これらのことは本願寺新報に詳しく掲載されていますので、そちらをご参照頂けたらと思います。
 記念講演はシンガーソングライターの『やなせなな』さん。彼女は2012年9月9日に「聞こえますか 仏さまの声」〜ご縁つながりコンサート〜(日高郡仏教会主催)とした御坊商工会館でのご縁を頂いておりましたので懐かしくホットできるひとときとなりました。またレセプションの折、やなせさんも御坊でのことを懐かしく思い出して下さってご一緒に写真も撮りました。
 更にそのレセプションでは日本代表が河内音頭を踊ったのですが、そこに何と飛び入りで榎明子さんも壇上入りし、場を大いに盛り上げて下さいました。

■スティーブストン仏教会にて
 今回、日本出発時より京都教区(19名)の皆様と行動を共にしていたのですが、大会終了後カナディアンロッキーを見学後にリッチモンドに立ち寄った際、美浜町からカナダへ移住された中津さんや白井さんが中心となったスティーブストン仏教会での県人会に招かれ、手作りクッキーやお餅で大大大歓待を受けました。
 70代の方もいらっしゃったので美浜町の共通の知人の名前が次々と出てき、おしゃべりが盛り上がり時間が経つのがあっという間でした。
 このスティーブストンの仏教会では毎週皆さんが集い参拝し、お餅をついたり和菓子を作ったり(日本への帰国時、和菓子底のシートまでお土産に買われるようです)和気藹々と活動され、夏には盛大な盆踊り大会も開かれるのだそうです。古き良き日本の生活が息づいているようでした。興味深いお話をまだまだ聞いていたかったのですが、リッチモンドでは誠に残念なことに残り時間の余裕がなく後ろ髪引かれる思いの帰国となりました。


■最後に
 帰路立ち寄ったシカゴ空港ではあまりの広さで行方不明者も出る有様でしたが、お陰様で私達は何事もなく、楽しくそして有意義な世界仏教婦人会大会への参加となりました。
 皆様、次回2019年の世界仏教婦人会大会はアメリカ・サンフランシスコでの開催で、日程も2019年8月30日〜9月1日と決まっているようです。参加してみませんか。きっと思わぬ出会いが待っていますよ。
合掌

(元御坊組仏教婦人会会長 立花由紀子さん談 文責 三宝寺坊守)

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