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三宝寺婦人会7人衆 西本願寺報恩講参拝ツアー

 三宝寺では5年前から、毎月15日(原則)に『小寄りサロン』と称する小さな常例会を開催しています。今年、1月15日もその『小寄りサロン』の日でした。
 ところで、皆様もご存じのように丁度この日は本山では報恩講の大逮夜。三宝寺では昨年、一昨年と「電脳報恩講」と銘打ち山寺本堂にてインターネット同時中継で本山の報恩講にあたかも参拝しているかのごとくお参りしていたのですが、やはり本山のあの大々迫力の臨場感には遠く及ぶべくもないので、今年は「ほんまものを体験してみよう」と婦人会7人衆で本山まで坊守'sカー(定員7人乗)で参拝してきました。
 ではタイムスケジュールに添い皆様もご一緒に疑似参拝してみましょう。


■平等院鳳凰堂を見学
 7時10分、冬場にはいささかきつい出発時間でしたが皆様早々にお集まりいただき出発です。関西のおばちゃん7人の車内はご想像の通り、抱腹絶倒 歓声に次ぐ歓声で、あっという間に最初の訪問地、平等院へ到着。ちょこっと並びましたが修復なった平等院鳳凰堂を見学。
 途中、時々所在不明になられる方もいらっしゃいましたが(^_-)☆ふふふ
 快晴の下ゆっくり鳳凰堂やミュージアムを鑑賞。
 記念撮影も抜けるような青空の下、美女軍団が集結しました。どうです圧巻でしょ。どうやら晴れ女が複数名揃い踏みして下さっていたようです・・・?



■京都ランチ in 仏光寺
 住職お勧めの仏光寺(真宗十派のひとつ仏光寺派の本山)でランチ。
 ここは京都造形芸術大学が経営している境内カフェで、「京都ランチ」なるものを頂戴致しました。が、しかし!何とヘルシーなこと!!「今日は報恩講だからお精進でしょ!!!」という住職の深慮だったのか?はたまた坊守の体型への深慮からか??何ともヘルシーなランチでございました。でもヘルシーながらお腹は満腹。その後、眠気を車内で一掃し、一路西本願寺へ。

■西本願寺 逮夜法要にお参り
 受付もすませ、記念のお品と十派報恩講スタンプを拝受し午後2時からの逮夜法要にお参りです。

 御影堂にあがりましたら、皆様のご精進が良いのかどんどん前に進められ、前列2席目で5人が参拝。お内陣のご様子もつぶさに見て取れたようです。知るところによると、片方で2千本もの水仙が使われているとも言う見事なお仏華が眼前に見えたそうです。ただ、お一方と坊守はお御足?の関係で椅子席で参拝。とうことで皆様、正座できなくても報恩講には参拝できます。大丈夫なんですよ。ご安心下さい。
 この後、どんどんご参拝者が増え、四方八方 人 ひと ヒト 身動きがとれなくなってきました。
 雅楽が始まり、満堂の中でのお声明の響き(この日は広文類作法で始まりました)は骨の髄にまでしみ込んでくるようです。引き続きご門主様のご親教です。お優しさ溢れるお声は前門様に似て、そのお姿は若々しく、西本願寺のこれからが楽しみです。これこそが本山の報恩講。来なければ味わえない感動と感激のひとときです。またお荘厳の迫力・壮大さはお見事というしかありません。お同行の皆様も一様に大感激されていました。また今年はお荘厳の一部が阿弥陀堂と御影堂の渡り廊下に展示されていました。前回三宝寺坊守が参拝の折ここはお仏華の展示でした。古来「西の供物に、東の仏華」と言われており、西本願寺の須弥壇に奉備される豪華で多様なお供物はつとに有名なようです。
 電脳報恩講も良いのですが、機会が有れば皆様も是非一度本山の報恩講へご参拝されることを強くお勧めします。肌から報恩講がしみ込んでくる体験ができますよ。


■この度の参拝のご縁をいただいて…
 奉賛演奏会を聞きに聞法会館へ移動。混声合唱と相愛大学のサクソフォンアンサンブルの音色に酔いしれました。しかし、ここでは第2部まででタイムアウト。残念ながら最後まで演奏を楽しめなかったのが返す返すも心残りとなりました。次回は是非フルタイムの演奏を聴けるように計画したいものです。

 こうして、再度の参拝を願い帰宅の途についたのでした。
 ご参拝の皆様にはお齋でスリムになり更には狭い車中でよりスリムになるというダイエットツアーも兼ねた参拝へのご参加有難うございました。誠に有難いご縁を頂きましたこと心より感謝申し上げます。



三宝寺婦人会7人衆
(左端 筆者の三宝寺坊守)

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